以下、映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」やMCU過去作品のネタバレが含まれています。ご注意ください。
ただいま歴史的快挙に爆進中のアベンジャーズ:エンドゲーム。11年22作品の集大成と呼ばれるこの作品は今や世界興行収入は上映開始からわずか2週間のスピードで、あの大作映画、タイタニックを抜いて2位に浮上しています。1位のアバターに届くまで時間の問題と言われています。
マーベル・シネマティック・ユニバース
Marvel Cinematic Universe (MCU)は2008年上映のアイアンマンから作られ始めたマーベル・スタジオ製の実写版アメコミ作品であり、すべての作品がひとつの宇宙での出来事を描いていることで独特な世界観で全世界を魅了しています。あらゆるヒーローを単独作品で紹介し、それをまた他の作品に登場させたりアベンジャーズのように全員集結という作品の流れを可能にし次から次へと世界観を広げています。また、これらの作品は映画のみならず、テレビドラマ、コミックスからも提供されておりあらゆるファン層を魅了しています。
今回アベンジャーズ:エンドゲームはMCU映画作品の22作品目にあたり、今までの主流メンバーの卒業と伴い今まで作り上げたストーリーの締めくくりとなる作品になっています。
インフィニティサーガ
4つのフェーズに別れて紹介されてきたMCU映画作品ですが、その中でも最初の作品のアイアンマン(2008年)から今回のアベンジャーズ:エンドゲーム(2019年)、そしてスパイダーマン:ファーフロムホームの全23作品の物語をインフィニティサーガと呼ばれています。
これは、アイアンマンから始まり、アベンジャーズ結成と平行してインフィニティ・ストーンにまつわる物語を描いていることからインフィニティサーガと呼ばれることになりました。
アベンジャーズ:エンドゲーム
さて、前作アベンジャーズ:インフィニティーストーンから22日たった日から話が始まるエンドゲームですが、最初から最後まで目が離せなく全てのシーンが印象的でした。
トニー、ネビュラ生還
二人仲良く遊んでいましたねw ネビュラが楽しそうにしていたのがすごく良くてネビュラというキャラクターの成長を感じました。
トニーはここで死ぬのではないかと思ったがギリギリのところでキャプテン・マーベルに助けられ地球に帰還します。個人的にはキャプテン・マーベルではなく違う方法で助かって欲しかったが、キャプテン・マーベルだからこそ遥か広い宇宙の中でも二人の乗っているべナターを見つけ出せたんですね。具体的にどのように二人が乗っているべナターの位置を特定できたかは説明されていませんでしたが、おそらくトニーがペッパー・ポッツに送り続けたメッセージと一緒に位置情報と一緒に知らせており、それがペッパーの元に無事に届いたのではないでしょうか。
トニーはペッパーと再会し、ロケットはネビュラと再会とともに自分の家族達はこの世から消えたのだと悟った瞬間でしたね。
トニー、キャプテン・アメリカの再会
トニーは当然ながらブチギレ。シビル・ウォーぶりの再会にトニーはスティーブへの怒りを隠せない、また、自分が恐れていたことが本当に起きてしまいスティーブが自分に反対していたことを責めていました。待ちに待った再会だったけど、最悪の自体にトニーは喜べる状態じゃなかったですね。
サノスへ復讐
デシメーション時にインフィニティー・ストーンが放ったエネルギーの分析にロケットは成功し、ちょうど2日前にサノスがまたインフィニティー・ストーンの力を使ったことがわかりました。
キャプテン・マーベル含むアベンジャーズはサノスを襲撃し、インフィニティー・ストーンを奪いデシメーションをリバースすることを計画。ここのソーとキャプテン・マーベルの短いやり取りよかったですよね。かっこいい。
サノスがいる星に行くが、サノスは変わり果てて引退した様子でしかもインフィニティー・ストーンを破壊したことをアベンジャーズ達に知らせます。
襲撃はキャプテン・マーベルが加わり連携が鮮やかすぎてかっこよかったけど、残念でした。
自分を悔やみきれないでいるソーはその怒りのままサノスの首を吹っ飛ばしましたね。ここ、すごい衝撃でした。あれ??終わり!?って思った人も多いはず。この後どんな展開になるんだろう。
アントマン量子世界を脱出、しかしそこは、、。
映画アントマン&ワスプのポストクレジット、スコット・ラングは量子世界に閉じ込められ、奇跡的に脱出を果たせたがそこは変わり果てた5年後の世界、、、?自分の娘が心配になり探しまくって再会したのは5つ年齢を重ねたキャシー・ラングでした。綺麗になっていましたね、キャッシー。
ここからスコットはタイムトラベルの可能性を考え始めましたね。アベンジャーズの基地にたどり着きこれをスティーブとナターシャにタイムトラベルができるかもしれないことを伝えます。
プロフェッサー・ハルク
5年の歳月が流れてブルース・バナーことハルクはすごい変貌を遂げました。ここのシーンは印象的ではなかったでしょうか、ハルクの姿もそうだけどスコットラングとハルクの子供ファン達とのやり取りがすごいシュール。ハルク・アウト!
ブルースとハルクは一つの人格に統合され身体も共有することで両方の良いとこ取りを成し遂げましたね。作品の中ではスマート・ハルクと呼ばれてましたね。タイムトラベルについても力を貸すことになりました。
トニー・スターク
トニー・スタークにも驚きの変化がありました。インフィニティー・ウォーの時からペッパーが妊娠していることを知りその子が今回エンドゲームで初登場。可愛かったですね、モーガン・スターク。I love you, 3000 (3000回愛してる)は後にエンドゲームで1番人気のセリフになりましたね。モーガンは小さい時からお父さんの仕事場に興味があって今後その知能を受け継ぐであろうと期待されています。
タイムトラベルについてキャプテン・アメリカ達から頼まれたが、ここでは一旦断りました。
その可能性を信じてトニーが独自に研究した結果、タイムトラベルのナビゲーションを可能にする装置を作ることに成功。トニーはキャップ達と合流することを決断しましたね。
ホーク・アイ
映画開始5分に登場するホーク・アイでしたが、途中から行方がわからなくなり、ナターシャ・ロマノフが彼に会うのを拒んでいました。ホーク・アイは、デシメーションで家族を失いその怒りをぶつけどころを行き逃れた犯罪者達に向けられていました。なぜ自分の愛するものが消され、生きる価値のない犯罪者どもが生きていることに納得がいかない様子でしたね。作品中は確認が取れませんでしたが、ここで変化を遂げたホーク・アイは原作ではローニンと呼んでいます。エンドゲーム後ではこのアイデンティティを使うことはあるのでしょうか、楽しみです。
ホーク・アイはその後、ブラック・ウィドーに迎え入れられ、タイムトラベルの実験に志願し成功を確認します。
ソー
もう一人すごく変貌を遂げたのがソー。覚醒を遂げインフィニティー・ウォーでは最強のアベンジャーに変化を遂げましたが、サノスを阻止することができず、弟を失い、親友も殺され、愛するものを全て失い、故郷もなくなり、自分を信じてきたアズガルドの民も半分にされ、この5年間地球で抜け殻のような生活を送ってきたのがわかります。コーグ達のゲームフォートナイトにはまっていましたね、ビールとゲームで引きこもりでした。
その結果、ソーは激太りし、情けないまでにその姿が変わっていました。ロケットとハルクと再会し、タイムトラベルの可能性について告げられ、仲間に戻ることを決意しました。
タイムトラベル
トニーはキャプテン達と合流。ここでトニーとキャプテンは仲直りをしキャプテン・アメリカのシンボルでもあるシールドがトニーから返されましたね。感動的なシーンでした。
タイムトラベルの実験は成功し、過去に戻ってインフィニティー・ストーンを集め、仲間達を甦らせることを計画します。
ちなみに、ここで言うタイムトラベルとは、バック・トゥー・ザ・フューチャーなどの映画でよく知られるタイムトラベルとは違い、それらはあくまで間違った考えだと言うことが伝えられます。
例えば、過去に戻ってサノスを殺したとしても、自分達の現在にはなんの影響はしない。あくまで自分のたちの時間は動き続け過去に戻ったところが自分達の現在となり未来になる。不思議ですよねぇ、自分も最初は混乱をしてました。
インフィニティー・ストーン集め
さ、作戦決行!過去に飛び、インフィニティー・ストーンを集めその力を使って消された仲間達を甦らせる。
ここのシーンはファンの方々はもちろん、ファンではない方々でもすごく面白かったんじゃないでしょうか。
過去作品の場面に登場し、あの時に存在していたインフィニティーストーンを集めていく。以下にどの過去作品に飛び、どのインフィニティーストーンがあるかまとめています。
作品名 | 公開年 | ストーン |
アベンジャーズ | 2012年 |
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ソー:ダークワールド | 2013年 |
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | 2014年 |
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逆デシメーション
ストーンを全て集めることに成功し、トニー、ハルク、ロケットは新たなガントレットを作成。
インフィニティーストーンの性質からハルクが自分ではめることを志願し、これを運命だと受け入れ、指パッチンをすることに成功しました。
ハルクは右腕を失ったが、今後ハルクのMCU登場に期待です。
サノス襲撃
さぁいよいよフィナーレ。過去のサノスがなんと現在へタイムトラベルしてきた。サノスの宇宙船が登場した瞬間、映画館で悲鳴が聞こえたのを今でも覚えています。それぐらいショッキングなシーンでした。
アベンジャーズ・コンパウンドは破壊され、アベンジャー達は離れ離れになり、絶望が続きます。ロケットが挟まって死にそうになった時は本当泣きそうでしたね。
そして、Big3対サノス。最高でした。
そして、サノス強い。桁違いに強すぎます。
ここで忘れられないのがやはり、あのシーン。どこからかいきなりムルジョニアがサノスをめがけて飛び、ムルジョニアが返った先はソーではなく、なんとキャプテンアメリカだったではないですか!もう興奮がMAXです。声が出そうになりましたねここは。
だがしかし、相手はあのサノス、その武器でキャプテンアメリカの盾をボロボロにされ、Big3を完全にノックアウト。おまけにその後ろには数万という部隊が待機しておりまたしても絶望的でした。
左から失礼。
もう後がなくなったキャプテンアメリカに突然無線が入ってきます。ファルコンことサム・ウィルソンの声です。ファルコンはインフィニティ・ウォーで犠牲になったアベンジャー。そのファルコンからの無線が届くということは、逆デシメーションが成功したということか!そして、ファルコンから「左をみろ(On your left)」と告げられ、キャプテンアメリカの左後ろからドクターストレンジのポータルが出現!犠牲になったヒーロー達が次々へとポータルから出現してきます!
On your leftは、キャプテンアメリカ:ウィンターソルジャーでサムがジョギングでスティーブ・ロジャースに言われ続けたセリフでしたね、鳥肌が立ちました。
アベンジャーズ、アッセンブル
ココ、興奮度再びMAX。
ポータルから次々とヒーロー達が出現し、あらゆる軍隊が集まってきます。ワカンダ軍、SHIELD、ラベンジャーズ、等々!
キャプテンアメリカのアベンジャーズ・アッセンブル(Avengers, assemble)のセリフで一斉にサノス軍に向かうアベンジャーズ達、反撃開始!
まさに、歴史に残るシーンでした。おぉぉぉおおおおお!!!!って感じ。
全ヒーロー対サノス軍、最高でした。
ホークアイが確保したガントレットに目をつけたサノスはそれを狙うが、ブラックパンサーを始めヒーロー達はそれをアントマンとワスプが準備している量子装置へ避難させようとします。
途中ワンダマキシモフがやばかったですね。やはり彼女はMCU内でも最上級のパワーを秘めておりサノスを後一歩のところまで追い詰めます。そして、サノスが必死のミサイル攻撃でピンチを迎えたアベンジャーズ達にまたさらに救いのヒーローが登場。そう!キャプテンマーベルがサノスの艦隊を全滅させサノスを逆にピンチに追い込みます。
キャプテンマーベル強かったですね。サノスの頭突きをまともに食らってピクともしなかったんですよ!もうキャプテンマーベル2が楽しみすぎます。
でも相手はあのサノス、とっさにパワーストーンを素手に握りキャプテンマーベルを吹っ飛ばしました。後がなくなったアベンジャーズ達、トニーはその瞬間、唯一サノスを倒す方法を思いつきます。
私はアイアンマンだ
ドクターストレンジ と目を合わせ、自分の運命を悟り、サノスの腕を防ぐアイアンマン。サノスはアイアンマンを追い払い、指パッチンを試みますが、その手にインフィニティーストーンが全てなくなっていることに気づきます。
そして、トニーは、自身の運命を受け止めて、サノスから奪ったインフィニティーストーンで指を鳴らします。「アイ・アム・アイアンマン」と言い残し。
トニーのデシメーションで次々とサノスの軍隊は抹消され、サノスもその後を追います。
トニーの近くにはピーター・パーカー、ウォーマシンのローディ・ローズとレスキューのパワードスーツで戦っていたペッパー・ポッツ。とても悲しいシーンでたくさんの人たちが涙をしたことでしょう。ペッパー・ポッツはトニーに最後、「私たちは大丈夫。もう休んでいいわよ。」と伝え、トニーは息を引き取りました。
最後に、
もうとにかく観るしかない、3000回見ても飽きない。
アベンジャーズ:エンドゲームはジョー、アンソニー・ルッソーが監督。ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、ブリー・ラーソン、マーク・ラファロー、ジェレミー・レナー、スカーレット・ヨハンソン、ポール・ベタニー、アンソニー・マッキー、ポール・ラッド、エリザベス・オルセン、トム・ホーランド、ベネディクト・カンバーバッチ、チャドウィック・ボーズマン、クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ブラドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、カレン・ギラン、エヴァンジェリー・リリーやジョシュ・ブローリンや多数出演予定。DVDは2019年9月4日発売予定!!!